日本初ヘルスケアリートの協働での創設
急増する社会保障給付費の支出により日本の財政が悪化の一途をたどるとともに、日本の超高齢社会への対応が急務である一方、国内資金がヘルスケア業界に還流していない状況を憂え、2010年当時より国内の金融機関や機関投資家の当該業界への参画の促進に努めてまいりました。加えて、米国のリート市場にて存在感を増しつつあるヘルスケア施設特化型リートを日本においても創設し、発展させることの必要性を感じ、その環境整備のために行政当局の審議会や各種セミナーの講師を務めるなど、精力的に普及活動を進めてまいりました。
2013年に入り、同じくヘルスケア業界への資金供給の必要性を認識し、当該分野への投資拡大のコミットメントを表明した大和証券グループと協働し、日本版ヘルスケアリート創設を準備してきましたが、同年12月に株式会社大和証券グループ本社の100%子会社である大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社との間でアドバイザリー契約を締結いたしました。その後、2014年3月の私募リートとしての運用開始を経て、同年11月に日本初のヘルスケア施設特化型リートとして「日本ヘルスケア投資法人」(現 大和証券リビング投資法人)が上場いたしました。